ゼラニウムは華やかな見た目が特徴で、鮮やかに咲き誇るお花を見ていると、元気を分けてもらっているような気持ちになりますね。
ただ、育て方によっては、ゼラニウムの花があまり咲かず、葉っぱばかりが茂る場合も。
花をたくさん咲かせたいならば、ゼラニウムに合った育て方をすることが大切です。
今回は、ゼラニウムの花が咲かない主な原因、お手入れ方法、大きな花を咲かせるポイントなどについて紹介するので、参考にしてみてください。
なぜゼラニウムの花が咲かないの?
ゼラニウムの花が咲かない理由は
ゼラニウムの花が咲かない原因の一つは、栄養不足です。
花をたくさん咲かせるためには、花芽のできやすい、栄養状態になっていることがポイント。
花を咲かせるために必要な栄養が足りないという場合は、肥料を使って不足した栄養を効果的に与えることが大切です。
また、ゼラニウムの花が咲かない原因に水のやりすぎがあります。
ゼラニウムは雨や加湿が苦手な花で、水のやりすぎは生育に悪影響を与えてしまいます。
水を与えすぎると根腐れをしてしまうこともあるので、しっかりと表土が乾いてから水やりをすることが大切です。
何で葉っぱばかり茂るの?
葉っぱばかりが茂る原因として考えられるのが、チッ素肥料のやりすぎです。
チッ素を過剰に与えると、葉っぱばかり茂ることに繋がり、花のつきが悪くなってしまいます。
ゼラニウムの葉っぱばかりが茂って花が咲かない時のお手入れは?
花は手をかけ、愛情をかけるほどよく育ちます。
ゼラニウムの花が咲かないときは、適切にお手入れをして植物の生育をサポートしてあげましょう。
ゼラニウムの水やりの仕方
ゼラニウムは乾燥した環境を好む植物です。
水やりは、土の表面が完全に乾いてから行うのがポイントです。
冬の時期は土があまり水を吸わず、土もなかなか乾かないので、1〜2週間に1回が目安です。
花がら摘み
枯れた花を取り除くことで、新鮮な芽に栄養が行き届きやすくなります。
花を長く楽しむためには、咲き終わった花柄はこまめに摘みとってください。
切り戻し
元気な花姿を保ち、たくさんの花を咲かせるためには、切り戻しをすることがポイントです。
切り戻しを行うことで、植物のエネルギーを効率よく開花に注ぎ込めるようになります。
茎が伸びてしまったら、3分の1程度を残し、切り戻しましょう。
ゼラニウムの花が咲いたけど小さい時の対処法は?
ゼラニウムの花が小さいと、「あれ?元気がないのかな」と不安になってしまいますよね。
花にちゃんと大きく育ってほしい時のポイントを紹介します。
栄養を与える
ゼラニウムの花が小さい時は、栄養不足の合図かもしれません。
植物の成長に応じて、定期的に肥料を与えましょう。
ゼラニウムは気温が「10度〜25度」の間が成長しやすい時なので、冬の寒い時期は肥料を与えなくても大丈夫です。
水はけを良くする
ゼラニウムは乾燥した環境が好きなので、水はけが良い土が大好きです。
水はけが良くなると、いきいきとした健康な状態へ導くことができます。
鉢植えの場合、鉢底石を敷くと水はけを良くすることができ、根腐れを防止することができます。
また、ゼラニウムは通気性があり、水はけが良い弱酸性の土を好みます。
水はけの良い土を使うようにしてみましょう。
日当たりの良い場所へ
ゼラニウムは温かいのを好むので、基本的には年間を通して日当たりの良い場所へ置いておきましょう。
ただ、気温が25度を超えると生育が落ちてしまいます。
そのため、真夏の間は風通しが良く半日陰のような場所に移動させて暑さ対策をしましょう。
冬の場合は、日差しが差し込む温かい窓辺に置いておくのがポイントです。
状況に合わせて、ゼラニウムにとって心地の良い場所に置いてあげることが大切です。
まとめ
ゼラニウムは見た目も華やかで、育てやすい植物です。
できるだけ長い間、咲き続けてくれると嬉しいですよね。
ただ、放っておいてしまうと、花が咲かない、葉っぱばかりが茂るということになってしまうことが考えられます。
ゼラニウムの花を上手に咲かせたいならば、季節によって水やりの頻度を変えたり、適切な場所に置いたりすることが大切です。
こまめに手入れをすることで、たくさんの花を咲かせてくれるはずです。