「ぽんかん」と「清見(きよみ)」を交配して誕生した
「はるみみかん」。
静岡県で誕生して、
今では愛媛県や和歌山県など生産地も増えています。
ただ、出荷時期が短いこともあり
見かけたことが無い人や食べたことが無い人も多いと思います。
そんなはるみみかんは、ぽんかんと清美のいいとこどり。
皮が剥きやすくてプチプチした食感、
そして甘みが強い特徴があるんです。
今回は、はるみみかんの値段相場や旬の時期、
よく似た柑橘類の「せとか」との違いについて
解説していきたいと思います。
読み終わるころには「はるみみかん」を食べたくなっているはず。
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
スーパーではるみみかん1個の値段相場は?
大きい果肉で甘みが強いはるみみかんは、
栽培が難しくて収穫後も傷がつきやすくて
注意が必要なみかんなんです。
また、出荷時期が短くて出荷数が限られていることもあり、
スーパーで売られているはるみみかんは、
「1個あたり150円~250円」が値段相場です。
普段食べているみかんよりも高級なことが分かりますね。
ただ、大きさも普通のみかんよりも大きくて、
大きなはるみみかんだと
手のひらいっぱいになるほど大きいんですよ。
はるみみかんは、
年々知名度を上げてきていて人気も高まってきているみかんです。
価格も上昇傾向にあるため、
スーパーや八百屋などで見かけた時は
一度購入してみてはいかがでしょうか。
はるみみかん5キロの値段相場は?
はるみみかん5キロの値段相場を調べてみると、
・和歌山県有田産:3,280円(税込)
・和歌山県有田産:5,280円(税込)
・愛媛県産:2,480円(税込)
・愛媛県産:4,860円(税込)
・静岡県産:4,980円(税込)
と同じ地域で作られていても価格が違うことが分かります。
その理由としてはるみみかんは、
「贈答用」「家庭用」「訳アリ」の3ランク分けられているからなんです。
・粒が大きくて色つやが良い一級品の「贈答用」:1kgあたり1,000円前後
・やや小粒でも味に問題はない「家庭用」:1kgあたり800円~1,000円前後
・傷や色むら、サイズが規格外などの「訳アリ」:1kgあたり700円~800円前後
が目安です。
はるみの味を味わってみたいという方は、
まずは「訳アリ」でお得に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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はるみみかんの収穫時期と旬の時期は?
みかんと言えば「冬」をイメージしますよね。
我が家では毎日みかんを食べるのが
冬の体調管理の1つになっています。
ですが、はるみみかんは
「初春を告げる果物になって欲しい」という想いを込められた名前で、
収穫時期は12月下旬~1月なんです。
そして、その後約1ヶ月程度は貯蔵庫などで寝かせて糖度を上げて、
2月~3月に食べごろ、旬の時期を迎えます。
まさに春の訪れを教えてくれるみかんです。
はるみみかんは酸っぱい?せとかとの違いとは?
はるみみかんは、
収穫した時点では酸味が強く、さっぱりした甘みのはるみみかんです。
なので、みかん農家によって、
収穫後すぐに出荷されたはるみみかんは、
酸っぱい味に仕上がっている特徴があります。
そして、はるみみかんとよく似たみかんの品種に
「せとか」というみかんがあります。
「せとか」は、
誕生地である「長崎県口之津町(口之津町)」から見渡すことができる
瀬戸内海辺りで普及することを願って付けられた名前です。
それぞれの違いがコチラ↓です。
〈はるみ〉
・交配:「ぽんかん」と「清見」
・大きさ:約8cm
・重さ:180g~200g
・味:酸味が少なく甘い
・特徴:プチプチとした食感でせとかよりも皮が厚い
〈せとか〉
・交配:「アンコール」と「清美」
・大きさ:7cm~8cm
・重さ:200g〜250g
・味;酸味も甘みも強い
・特徴:皮も食感も柔らかく「柑橘系の大トロ」と呼ばれるほどの高級みかん
旬の時期は、はるみもせとかも2月~3月に迎えます。
ぜひ、見かけた時は購入してみて食べ比べてみるのも良いですね。
まとめ
今や100種類を超えるみかんの品種。
中でも今回は「はるみみかん」について詳しくお伝えしました。
・スーパーでの相場は1個あたり150円~250円
・5kgの相場は3,000円~5,000円
・「贈答用」「家庭用」「訳アリ」の3ランクに分けられている
・収穫時期は12月下旬~1月
・旬の時期は2月~3月
・よく似た品種に「せとか」がある
ということが分かりました。
みかんが食べたくなってきましたね。
はるみみかんはスーパーなどの
市場では販売されていない地域もあるので、
ネット通販で今が旬のはるみみかんを
ぜひ検索してみてくださいね。