クッキー生地寝かせる時間30分でいい？短縮したり寝かせないとどうなる？

クッキーのレシピを見ると
「1時間クッキー生地を寝かせる」「一晩寝かせる」など、
「生地を寝かせる」という工程があるレシピがたくさんあります。

私もクッキーを作る時レシピ通りに作ってはいましたが、
「生地を寝かせる工程はなぜいるんだろう？」
と疑問に思うことがありました。

そこで、
クッキーの生地を寝かせる時間は30分でもいいのか、
そもそも生地を寝かせる理由、
などについてお伝えしていきたいと思います。

クッキー生地を寝かせる時間は30分で大丈夫？
クッキー生地を寝かせる理由とは？
1. 生地のムラを無くす
2. 型抜き・成形をしやすくする
クッキー生地を寝かせる時間は短縮してもいい？
クッキー生地を寝かせないとどうなるの？
まとめ

クッキー生地を寝かせる時間は30分で大丈夫？

クッキー生地を寝かせる時間は、
レシピにもよりますが
「1時間～2時間」が目安です。

その理由は、
クッキー生地に使う「小麦粉」に含まれている
「グルテン」という粘り気を出す物質の働きが
1時間～2時間寝かせることで落ち着いて
サクサクした美味しいクッキーに仕上がるから。

ただ、どうしても寝かせる時間が30分くらいしかない時は、
金属製のバットやアルミホイルを敷いたお皿にクッキー生地を乗せて、
・冷凍庫：15分～
・冷蔵庫：30分～
寝かせる方法でもOK。

全く寝かせないよりはサクサク食感のクッキーに仕上がりますよ。

また、クッキー生地は寝かせ過ぎるのもよくありません。

2日以上寝かせてしまうと
・クッキーの風味が失われる
・カビが生えてしまう
恐れがあるので気をつけてくださいね。

クッキー生地を寝かせる理由とは？

そもそもクッキー生地はなぜ寝かせる必要があるのでしょうか？

その答えは、先ほどお伝えした
「小麦粉のグルテンの働きを落ち着かせる」他にも
1.生地のムラを無くす
2.型抜き・成形をしやすくする
という理由もあります。

生地のムラを無くす

作りたてのクッキー生地は、
卵の水分とバターの油分が混じっていない状態で
食感や見た目にムラがある状態なんです。

なので、クッキー生地を寝かせることで
水分と油分をなじませるのです。

型抜き・成形をしやすくする

クッキーを作ったことがある人なら、型抜きしている最中に
・伸びて形が崩れた
・型から生地がはずれない
という経験をされたことがある人も多いと思います。

私も何度もあります。

その原因は、
クッキー生地の温度が室温や体温によって高くなることで、
生地に含まれるバターの油分がやわらかくなってしまうから。

そこで、クッキー生地を冷やして寝かせることで
油分が固まって生地がまとまり、
型抜き・成形がしやすいクッキー生地になるんですね。

また、型抜き途中でも生地がやわらかくなってきたら
冷蔵庫か冷凍庫で冷やすのがおススメです。

10分冷やすだけでも扱いやすくなりますよ。

クッキー生地を寝かせる時間は短縮してもいい？

お伝えしたようにクッキー生地を寝かせる理由には、
・グルテンの働きを落ち着かせる
・生地のムラを無くす
・型抜き・成形をしやすくする
という3つの理由があります。

そのためには、
1時間～2時間はクッキー生地を寝かせるのがポイントです。

ただ、クッキー生地を寝かせる時間を短縮したい時は、
・冷凍庫：15分～
・冷蔵庫：30分～
寝かせる方法でもOKですが、
15分も時間が無いという場合に
おススメの寝かせないクッキーレシピをご紹介したいと思います。

〈材料〉

・小麦粉：120g
・マーガリン60g
・砂糖：40ｇ

〈作り方〉

1.ボウルにマーガリンを入れて600Wで30秒、電子レンジで温めます
2.1に砂糖を入れて混ぜ合わせる
3.2に小麦粉を振るって加えます
4.3を粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます
5.4のクッキー生地をラップに乗せます
6.ラップでクッキー生地を包み込んでよく揉みます
7.ラップ2枚でクッキー生地を挟みます
8.7をめん棒で伸ばしていきます
9.型で8の生地を抜いてクッキングシートに乗せていきます
10.180℃に温めたオーブンで約20分焼けば完成です

このレシピなら寝かせる時間がなくても
美味しいクッキーができるので、
「時間がないけど美味しいクッキーを作りたい。」
という方はぜひ作ってみてくださいね。

私も2人の子ども達と作る計画中です。