暑い夏の楽しみと言えば、プールや海!そして遊ぶ時に欠かせないのが浮き輪です。
でもせっかく浮き輪に空気を入れたのに、しばらくしたらしぼんで張りがなくなっていることありますよね。
今回は浮き輪の空気がすぐに抜けてしまう時の原因と、浮き輪の寿命についてもご紹介します。
浮き輪に空気を入れてもすぐに抜けるのはなぜ?
浮き輪に入れた空気が抜けるのは、一般的に3つ考えられます。
浮き輪に穴が開いている
浮き輪のどこか一部分に小さな穴が開いていると、その穴から空気が少しずつ漏れてしまいます。
穴が開いてしまう原因は色々ありますが、浮き輪を引っ掛けたり、爪で傷つけてしまったり、太陽の紫外線で劣化することもあります。
浮き輪に穴が開いている場合は、修理するか、新しい浮き輪に買い替えましょう。
浮き輪のどこに穴が開いているかを探すには、一度空気を入れてから少しづつ抜いていく方法がおすすめです。
どこかに穴が開いていると、耳を近づけると空気の漏れている音が聞こえるはずです。
もし穴が小さければ、補修キットで直せるケースもありますよ。
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浮き輪内部の空気の温度が下がる
浮き輪に空気を入れたときの温度と、水中や日陰で冷えたときの温度とでは、空気の体積が変わります。
温度が下がると、浮き輪の中の空気の体積も小さくなり、浮き輪がしぼんでしまいます。
これは「ボイル・シャルルの法則」という物理学の法則です。
温度差によって空気が抜けるのは、浮き輪に穴が開いているわけではないので、修理の必要はありません。
ただし、浮き輪に空気を入れるときは、できるだけ水温に近い温度で入れることがおすすめです。
そうすることで温度差による空気の抜けを最小限に抑えることができますよ。
浮き輪の空気弁が緩んでいる
浮き輪の空気の入れ口には、空気弁というものがついています。
これは浮き輪の中の空気の逆流を防ぐもので、しっかりと閉めないと中の空気が漏れてしまいます。
空気を入れた後、空気弁を閉めるときは、指でぐっと押し込んだり、少しひねってみてきちんと蓋が閉まっているかどうかを確認しておきましょう。
もし浮き輪の空気弁が緩んでいるときは、工具などでしっかり閉めると緩みが収まります。
浮き輪に空気を入れてもすぐに抜けるのは寿命なの?
上記の通り、浮き輪に空気が抜ける原因は、穴が開いている場合や空気の温度が下がる場合、空気弁が緩んでいる場合などが考えられます。
でも、浮き輪に空気を入れてもすぐに抜けるのは、寿命を迎えている可能性もあります。
一般的に、浮き輪の寿命は、正しい使い方や保管方法を実行した場合は5年ほど。
もし扱いが乱暴だと、2~3年ほどしか持ちません。
浮き輪の素材は塩化ビニル樹脂なので、日光や高温によって劣化しやすいのです。
浮き輪を使用した後は、汚れを落として日陰で乾かし、直射日光が当たらない冷暗所にゆるめにたたんで保管することが大切です。
浮き輪が寿命なのかどうかを確かめるには、空気を入れた状態で水に浮かべてみましょう。
水面から出ている部分が少なくなったり、表面にひび割れや色あせが見られたりしたら、その浮き輪はもう寿命を迎えていると考えられます。
そのような場合は、新しい浮き輪に買い替えましょう。
浮き輪を長持ちさせる方法はある?
お気に入りの浮き輪を長く大切に使うには、片付け方が重要です!
浮き輪は、使用後にきちんと洗って乾かします。
そして乾いた後は直射日光の当たらない冷暗所にたたんで保管することで、カビや劣化を防ぐことができます。
洗わずに収納してしまうと、表面に汚れが残ったままでベタベタしたり、カビが生えてしまうこともあるんです。
また、浮き輪の表面にベビーパウダーを少量振りかけたり、包装紙や新聞紙をはさんだりすることで、くっつきを予防することもできるのでおすすめですよ。
寿命が来た浮き輪はどう処分する?
浮き輪の処分方法は自治体によって異なりますが、一般的には燃えるゴミもしくは資源ごみとして出すことができます。
持ち手がついていたり、大型の浮き輪を処分したいときは、必ず事前に確認しましょう。
まとめ
夏の楽しい思い出に欠かせない浮き輪。
海やプールで浮き輪に乗ったり、水しぶきを浴びながら波に揺られたりするのはとても気持ちがいいですよね。
ぜひ今年もお気に入りの浮き輪で夏を満喫してくださいね。