ラーメンって無性に食べたくなる時がありますよね。
でも健康診断の前日にラーメンを食べてしまったら、検査結果に何か悪影響があるのでしょうか?
また検査を忘れて食べてしまった場合は、どうすればいいのでしょうか?
今回は健康診断前日の食事ややってはいけないことについてまとめました。
健康診断前日にラーメンを食べたら数値は悪くなる?
急にラーメンが食べたくなる時、ありますよね。
その日の体調や普段の健康状態によって個人差がありますが、
もし健康診断の前の日にラーメンを食べてしまった場合、数値に悪影響が出る可能性があります。
健康診断では、血液検査が行われます。
この血液検査では、血液中の各種数値が測定され、健康状態を把握するために使用されます。
特に、コレステロールや中性脂肪、血糖値などが注目されます。
ラーメンは油や塩分が多く含まれているため、血液中の脂質や血糖値に影響を与える可能性があるでしょう。
食べ物には、消化しやすいものとそうでないものがありますね。
胃カメラやバリウム検査などの消化器系の検査を受ける場合は、消化の悪い食べ物は避けた方が良いでしょう。
ラーメンは炭水化物量(糖質)、塩分量、脂質(脂肪分)のすべてが多く含まれており、内臓に負担がかかりやすい料理です。
野菜やたんぱく質が少ないため栄養が偏りやすく、また白米と比較しても太りやすいといわれています。
その理由は、ラーメンに含まれる炭水化物量(糖質)、塩分量、脂質(脂肪分)だけでなく、食べ方にもあります。
麺を勢いよくすすることで早食いになってしまったり、餃子や唐揚げ、白ご飯と一緒に食べることはありませんか?
また飲み会などお酒の締めとしてラーメンを食べることも・・。
数あるラーメンの中でも太りやすいといわれているのが、とんこつラーメン。
背脂などの脂質が多く含まれていること、また細めの麺は太い麺と比べると血糖値が上がりやすくなります。
健康診断の半日前までに食事を終えたとしても、脂の多い、重いラーメンはできれば避けた方が良いでしょう。
健康診断の前日にラーメンを食べてしまったらどうするべき?
もし翌日に健康診断があることを忘れてラーメンを食べてしまったら、まずは絶食時間に入るまでに水分をしっかり摂っておきましょう。
また、受診する際に、医療スタッフにラーメンを食べてしまった旨を伝えておきましょう。
一般的な検査なら、前日にラーメンを食べていても受けられます。
ただ検査内容や食べた量によっては、受診しても正確な数値が出ない可能性があり、再検査が必要になるかもしれません。
健康診断前日に食べない方が良いものとは?
上記の通り、ラーメン以外にも健康診断前日におすすめできない食べ物があります。
・揚げ物、天ぷら、とんかつなどの脂質が多いもの
・こってりしたラーメン、カレー、ピザなどの糖質や塩分が多いもの
・果物、ジュース、お菓子などの糖分が多いもの
・アルコール(血糖値や中性脂肪、肝機能に影響する可能性がある)
上記の食べ物は、血液検査で測定される血糖値や中性脂肪に影響を与えたり、胃や腸の検査で正確な診断を妨げたりする可能性があります。
健康診断の前の日の食事は、消化が良く、脂質や糖質が少ないものを選ぶと良いでしょう。
例えば、お粥や白米、うどん、味噌汁、野菜多めのスープ、白身の焼き魚、豆腐、ゆで卵、鶏ささみを使ったサラダ、低脂肪ヨーグルト(胃カメラやバリウム検査を受けない場合)などがおすすめです。
健康診断前日の食事は何時間前までOK?
健康診断を受ける際、前日の食事は検査の10時間前までに済ませておくのが一般的です。
例えば、午前中に受診する場合は、前日の20時か21時までに食事を終えるようにしましょう。
午後に検査を受ける場合は、朝食を軽く摂っても良い場合もありますが、検査内容によって異なります。
必ず医療機関の指示に従うようにしましょう。
健康診断の前にしない方が良いことは?
上記の通り、消化の悪い食事をとること以外にも、健康診断の前には気をつけておきたいことがあります。
・飲酒・・前日はお酒は控えましょう。
・喫煙・・タバコは控えましょう。
・運動・・激しい運動は控えましょう。
・睡眠不足・・しっかり睡眠を取っておきましょう。
健康診断の前や当日に激しい運動をすると、おしっこにタンパク質がまじったり、肝機能障害をあらわす数値が上昇することがあります。
また、普段プロテインを摂っている人が、いつも通り健康診断の前日にプロテインを飲んでしまうと、これも数値に影響してしまうので注意しましょう。
まとめ
健康診断前日にラーメンを食べてしまった場合、数値に与える影響はあるかもしれません。
でも、個人の体質や生活習慣によっても異なるため、必ずしも検査結果が悪くなると決まっているわけではありません。
健康診断前日に食べない方が良いものはありますが、まずは普段からバランスのとれた食事を心がけることが大切です。
検査結果も気になりますが、日常の食生活や運動習慣にも目を向けてみませんか?
健康診断の前だけでなく、普段から健康的な生活に気を配ることが、健康診断の数値に良い影響を与え、あなたの健康にもつながるでしょう。