1日は24時間なのに、25時や26時って表記するのはなんだかおかしいですよね。
25時はいつの何時なのでしょうか?
またなぜ午前1時とわかりやすく表記しないのか、詳しくご紹介します。
25時って何時のこと?日付はいつ?
25時とは、午前1時のことを指します。
正確に言うと、「〇〇日25時」と書かれた日の翌日の午前1時のことを指します。
深夜1時ともいいますね。
一般的に、24時間制で表記される時間帯は0時から23時59分までですよね。
ではなぜこのように24時をすぎた時間表記が使われるのでしょうか?
それは30時間表記を使う30時間制が利用されているからです。
30時間制とは、24時間制を延長して、日付の境界を午前6時(朝6時)とする時刻表記の1つです。
この30時間制は、日本の放送業界、天文分野、深夜も営業している店舗の営業時間表記などで用いられています。
また、放送局の公式サイトや番組表でも、24時、25時などのように表記されていますよね。
私も初めてテレビの番組欄で見かけた時は、聞き慣れないので「25時ってなに?」と感じました。
慣れてしまえば、24時が深夜0時なので、それに1を足していけばいいので、25時は深夜の1時だということがわかりますね。
25時はなぜ午前1時と書かないの?
25時が深夜の1時であることは理解できても、なぜみんなが慣れない時間表記を使うのでしょうか?
そもそも30時間制は、前日の曜日からそのまま寝ずに過ごす人のための表現方法なのです。
そのため、テレビやラジオ番組を制作する放送業界もこの30時間制を利用しているようです。
午前6時までを一区切りとするということは、朝6時ごろに終了する、就寝するというイメージでしょうか?
なんだか夜勤のお仕事をされている方を想像しますね。
ちなみに、テレビなどの放送業界や芸能関係、水商売、ホテル業界、コンビニなどでは、一日中何時であっても挨拶は「おはようございます」を使うのが一般的です。
28時や30時は何時のこと?
上記の通り、30時間制の表現を用いると、24時が深夜0時です。
そのため、それ以降は
25時・・午前1時
26時・・午前2時
27時・・午前3時
28時・・午前4時
29時・・午前5時
30時・・午前6時
となります。
まとめ
25時はまだ深夜1時だと理解できても、28時や30時といわれると一体何時なのかわからなくなりますね。
やはり普段から使い慣れている24時間制や12時間制がわかりやすいです。
海外でも24時間制や12時間制を使って時刻を表現するのが一般的なようです。
知っているようで知らない時間表記についてもこの機会に覚えておくと便利でしょう。