ローストチキンはクリスマスにピッタリの御馳走ですね。
ちょっと難しそうに見えますが、コツさえ飲み込めば、ローストチキンは誰でも作れます。
でも、あの詰め物はなぜ必要なのでしょうか?
もしかして、パン以外の米やじゃがいもを入れるのもありでしょうか?
ここでは、そんな疑問にお答えするとともに、詰め物なしでもできるかどうかも解説致しましょう。
ローストチキンの丸鶏に詰め物をするのはなぜ?
ローストチキンの丸鶏に詰め物をするには次のような理由があります。
・鶏のお腹に詰め物をすると、ふっくらとした仕上がりになり、より食欲がわきます。
・詰め物に鶏肉の味が染みて美味しくなります。
・鶏肉だけでなく、主菜にもなるパンやご飯が一緒に仕上がるので手間も時間も節約できます。
一手間かけるだけで、食卓が豪華になり美味しい食事が楽しめるのは嬉しいですね。
ローストチキンの詰め物お米を使ったおすすめレシピ!
ローストチキンの詰め物にお米を使うレシピの一例をご紹介します。
材料
若鳥 1羽
塩コショウ 適宜
サラダオイル 適宜
米 1合
ニンニク 1片
人参、玉ねぎみじん切り 適宜
コンソメ 1/2
お湯 1カップ
オリーブオイル 大さじ1
作り方
詰め物用のピラフを作ります。
米を洗い、ザルに上げます。
オリーブオイルでニンニク、米、野菜を炒めます。
スープを加えて炒め煮にし、水気がなくなったら火を止めます。
ローストチキンを焼きます。
オーブンを200度に予熱しておきます。
鶏を洗い水気を拭いてから、塩コショウを擦り込みます。
鶏のお尻からピラフを詰め、タコ糸で閉じます。
天板にサラダオイルを敷き、鶏を上むきにのせます。
途中、煮汁をスプーンですくって鶏にかけながら、約1時間焼きます。
残った煮汁はコンソメで味を調えグレービーにします。
鶏肉を切り分け、ピラフも添えていただきます。
ピラフに鶏の味が良く混じりあって、とても美味しいですよ。
ローストチキンの詰め物じゃがいもを使ったおすすめレシピ!
ローストチキンの詰め物にじゃがいもを使うレシピは次のようなものがあります。
材料
若鳥 1羽
ニンニク、ショウガ 適宜擦り下ろす
塩、コショウ 適宜
コンソメ 1~2
茹でたじゃがいも 4個
マッシュルーム 15個
オリーブオイル 大さじ2
コショウ 適宜
作り方
薄い輪切りにしたじゃがいもとマッシュルームをオリーブオイルで炒めます。
鶏に塩、コショウを擦り込みます。
鶏のお尻からじゃがいもとマッシュルーム炒めを詰めて、タコ糸で閉じます。
サラダオイルを敷いた天板に鶏をのせます。
200度に予熱したオーブンに入れて30分焼き、その後180度に下げて30分程度焼きます。
焼き色がついたら出来上がりです。
じゃがいもは鶏肉と相性が良いので、ローストチキンと一緒に食べるのにピッタリです。
鶏に入りきれないじゃがいもは天板で一緒に焼いてもいいですね。
ローストチキンは詰め物なしでも作れるの?
お店で売っているローストチキンはほとんどが、中は空洞で、何も詰め物が入っていません。
家庭で作る場合でも詰め物なしで作ることができます。
作り方は次のようになります。
材料
若鳥 1羽
塩、コショウ 適宜
コンソメ 1個
コンソメスープ 1~2カップ
サラダオイル 適宜
作り方
オーブンを180度ぐらいに予熱しておきます。
若鳥に塩コショウをして、全体に馴染ませます。
天板にサラダオイルを敷いて、若鳥のお腹を上にしてのせます。
オーブンに入れ加熱し、時々上下を入れ替えて全体に焼き色がつくまで焼きます。
焼き色がついたら、油切りをして鶏の全体の上からコンソメスープをかけ、時々天板にたまったスープをすくってかけながらじっくりと火を通します。
鶏の大きさにより焼き時間は異なりますが、40分~1時間ぐらいかかります。
焼きあがったら、天板に残った煮汁を鍋に入れコンソメを加えてかけ汁(グレービー)とします。
鶏肉を切り分け、グレービーをかけながらいただきます。
詰め物なしでも鶏自体の味が濃厚で美味しいです。
鶏肉そのものを味わいたければ、詰め物なしの方が良いという人もいるぐらいです。
私は、以前イギリスに滞在していたことがあります。
イギリスでは、クリスマスシーズンに七面鳥だけでなく、ローストチキンを食べる人も多かったです。
全体的に見ると詰め物なしが主流でした。
イギリスの鶏は野外で育てているので鶏肉の味が濃厚で、詰め物をする必要がないということのようでした。
質の良い若鳥が手に入るならば、詰め物なしでもローストチキンは十分に美味しくできると言えるのですね。
まとめ
ローストチキンは詰め物をすることで、見た目がふっくらと豪華になります。
中に詰めたパンやご飯が一緒に仕上がるので、もう一品準備する手間も省けます。
詰め物としては、パンや米、じゃがいもなどがおすすめですが、詰め物なしで、鶏そのものの味を楽しむこともできますよ。
今年はクリスマスにローストチキンを焼いて、みんなで楽しんではいかがでしょうか。