今回はおにぎりが固くなる理由・お弁当でふっくらおにぎりを食べるにはどうすればいいか・保冷剤でおにぎりが固くなるときの対処法など、詳しくご紹介していきます。
一般的に理想とされるのはふっくらしていて口の中でほどけるおにぎりですが、実際には固くなってしまうこともありますよね。
おにぎりをより深く知って、ふっくら美味しくいただきましょう!
おにぎりが固くなるどうして?カチカチになる理由!
ほどよい固さに炊きあげたお米に塩をふって、ふわっと空気を入れながら握るおにぎり。
お好みの具材はもちろん、塩むすびも絶品で年齢に関係なく愛されてきました。
簡単に作れそうなおにぎりも実は奥が深く、塩をつけすぎたり、崩れてしまったりと上手くいかずに苦戦することも多いのではないでしょうか。
見た目以上に繊細なおにぎり。握り方はもちろんですが、炊き加減、水分量、保存方法など全てが重要です。
おにぎりが固くなる理由を詳しくご紹介していきます!
前日のご飯を使う
炊き上がったご飯は、時間経過と共に水分が抜けていきます。
冷蔵庫に入れていた前日のご飯や、炊飯器の中で保温したままで水分が少なくなったご飯を使うと、固いおにぎりになりやすくなります。
握りすぎ
おにぎりを作る工程で大事なのが、力を込めて握りすぎないこと。
崩れないようにと強く握る方が多いですが、実はこれがご飯をカチカチにさせる原因にもなるのです。
ご飯の粒を崩さず、おにぎりの中の空気層を保つことができれば、ふっくらとしたおにぎりを作ることができます。
冷やしすぎ
出来上がったおにぎりを冷蔵庫や保冷剤で冷やすと、お米のでんぷん質が固まって機能しなくなるため固くなります。
基本的にはおにぎりは常温での保存がオススメです。
お弁当でもふっくらおにぎりを食べるためには?
おにぎりが固くなる理由が分かった上で、次にご紹介するのは〔お弁当でもふっくらおにぎりを食べる方法〕になります。
どんな工夫が必要なのでしょうか?
適切な水加減で炊く
好みはあると思いますが、固すぎず・柔らかすぎない適切な水加減で炊飯をしましょう。
炊きたてご飯を用意する
時間が経ったものではなく、保水力のある炊きたてのご飯を冷まして使いましょう。
残りご飯で作るなら、おむすびよりも焼きおにぎりがおすすめですよ!
炊き上がったら水分を飛ばしながら冷ます
炊き立てのご飯を熱いまま握るのは、衛生的にも危険です。
ご飯を乾燥させずに水分を飛ばすには、濡らして固く絞ったキッチンペーパーを上からふわっと被せて冷ましましょう。
優しく握る
おにぎりを作る上で最も重要なのが、おにぎりの握り方!
ギュっと力を入れすぎず、おにぎりの中央に空気を含ませるイメージで優しく握ってくださいね。
しっかり密閉する
出来上がったおにぎりは、そのままお弁当箱に詰めるのではなく、水分が飛ばないようラップなどでしっかり包みましょう。
ラップの上からアルミホイルを巻くのもオススメです。
お弁当でもふっくらおにぎりを食べるためには【ご飯の水分量・優しく握る・乾燥させない】が大事なポイントになります。
上記を参考にしていただき、空気を含ませながら軽く形を作る整えるイメージで握りましょう!
保冷剤でおにぎりが固くなるときの対策は?保冷剤は必須なの?
暑い日のお弁当は痛みやすいので保冷剤を使うと思いますが、この保冷剤がおにぎりを固くしてしまう原因にもなります。
対策として、おにぎりに保冷剤を使う場合は保冷剤をタオルで巻くのがオススメです。
タオルを1枚巻くことで冷やしすぎを防いでくれるので、そのままの保冷剤比べて、おにぎりが固くなりにくくなります!
また手袋をつけておにぎりを握れば、雑菌の繁殖を防げます。
同時に食材が痛みにくなるので、長時間でなければ保冷剤で冷やす必要もありません。
また保冷剤の代わりに、お弁当用の抗菌シートを使うと、味や食感を変えることなく菌の繁殖を防いでくれますよ^^
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さいごに
今回はおにぎりが固くなる原因や対処法などご紹介してきました。
色々な意味で繊細なおにぎり。
十分に工夫をすれば、ふっくらした状態で食べることができますよ。
長年の腕がなくても美味しいおにぎりは作れます!
ただ思っている以上にデリケートなので、大事なポイントをしっかり押さえつつ作ってみてくださいね。