居酒屋メニューに欠かせない「鳥軟骨」ですが、
鳥軟骨には
・三角形の「やげん軟骨」
・丸い「膝(ひざ)軟骨」
の2種類あります。
どちらも噛めば噛むほど味が染みてきて美味しいですよね。
でも、実は「鳥軟骨は体に悪い」
という噂があるんです。
そこで、「なぜ鳥軟骨が体に悪い」と言われているのか、
真相に迫っていきたいと思います。
また、鳥軟骨の栄養や食べ過ぎるリスクなども
ご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
鳥の軟骨は体に悪いは嘘?よく噛んでもダメ?
「鳥軟骨は体に悪い」という噂、
実は「本当」なんです。
ですが、「鳥軟骨自体が体に悪い食べ物」というわけではなく、
・よく加熱をしないことによる腹痛や下痢
・よく噛まないことによる消化不良
が、「鳥軟骨は体に悪い」と言われている理由なんです。
つまり、
・よく加熱して
・よく噛めば
「体に悪くない」
というわけです。
では、
・よく加熱をしないことによる腹痛や下痢
・よく噛まないことによる消化不良
について詳しく解説していきますね。
よく加熱をしないことによる腹痛や下痢
鳥軟骨には、「カンピロバクター」と呼ばれる
食中毒の原因になる細菌が付着しています。
カンピロバクターは口に入れてしまうと食中毒が引き起こされて、
「腹痛」や「下痢」「発熱」などの症状を引き起こす恐れがあります。
なので、鳥軟骨は、
よく加熱してカンピロバクターを「死滅」させることが重要なんです。
よく噛まないことによる消化不良
鳥軟骨は、コリコリしていて食べ応えがある特徴が人気です。
でも、その特徴が「よく噛まない」という事態を引き起こして、
「消化不良」を引き起こしてしまう恐れがあります。
消化不良は「下痢」を引き起こす原因にもなります。
居酒屋で会話で盛り上がっている時やお酒を飲んでいると
ついついよく噛まずに鳥軟骨を飲みこんでしまっていませんか?
そう考えると、私も鳥軟骨をよく噛んで食べていないと思います。
これからは良く噛んで体への負担を減らして、
消化不良を予防しようと思います。
鳥の軟骨を食べ過ぎたらどうなる?
実は、鳥軟骨は美味しいだけでなく、
・良質で筋肉の素になる「たんぱく質」
・肌や骨などの健康に欠かせない「コラーゲン」
・関節の健康に欠かせない「グルコサミン」「コンドロイチン」
・二日酔いの予防に効果的なビタミンB群の「ナイアシン」
・骨や歯を強化する「ビタミンK」や「カルシウム」や「リン」
などの栄養が豊富に含まれている食べ物なんです。
ただ、栄養が豊富だからと言って食べ過ぎてはいけません。
鳥軟骨は、食べ過ぎると
・胃腸の負担が重くなる
・下痢や嘔吐が引き起こされる
・鉄過剰症になる
・コレステロール値が高くなる
など、様々なデメリットがあります。
詳しく見ていきましょう。
胃腸の負担が重くなる
鳥軟骨は、消化に時間がかかる食べ物なので、
食べ過ぎると胃腸の負担が重くなる恐れがあります。
胃腸の負担が重くなると
「消化不良」
「腹痛」
「下痢」
の原因になります。
下痢や嘔吐が引き起こされる
二日酔いの予防に効果的なビタミンB群の「ナイアシン」ですが、
摂り過ぎると
「下痢」や「嘔吐」が引き起こされるきっかけになります。
他にも、
ナイアシンは摂りすぎると「血管拡張」が起こり、
皮膚がかゆくなる症状が起こる場合もあるんです。
鉄過剰症になる
鳥軟骨には、貧血予防など女性に嬉しい「鉄分」が豊富に含まれています。
でも実は、鉄分の摂り過ぎは「鉄過剰症」と呼ばれる
「めまい」や「頭痛」を引き起こす恐れもあるんです。
コレステロール値が高くなる
私たちの体内にある脂質の一種である「コレステロール」は、
摂り過ぎると「動脈硬化」の原因になります。
動脈硬化は、
血管の弾力性が無くなり、
「動悸」「息切れ」、そして「脳梗塞」「心筋梗塞」など
命に係わる病気のきっかけにもつながります。
これらの理由から軟骨の食べ過ぎには注意してみてくださいね。
また、鳥軟骨を食べる時は、
塩で炒めてレモンでサッパリ味にしたり、
つくねハンバーグにしてコリコリした食感を楽しみながら
おろしポン酢でヘルシーにいただくなどもおススメですよ。
まとめ
コリコリとした食感が美味しい「鳥軟骨」。
そんな鳥軟骨が「体に悪い」と言われている理由は、
・よく加熱をしないことによる腹痛や下痢
・よく噛まないことによる消化不良
であることが分かりました。
つまり、鳥軟骨は
・よく加熱して
・よく噛めば
「体に悪くない」食べ物なのです。
食べ過ぎに注意しながら、
美味しく豊富な栄養を摂ってくださいね。